Chemical Div 課題解決事例

廃棄物の有価物化・リサイクル 回収硫酸アンモニウム液を生物処理用栄養剤へ有効利用(有価物化)

お客様の課題

  • 食品製造工程中から回収硫酸アンモニウム液(液体硫安)が発生している
  • 既に有価物化されているが、毎月約500トン以上発生するため、一部が産業廃棄物として排出され、高額な処理コストと環境負荷が生じている

三谷興業の提案

  1. 回収硫酸アンモニウム液を生物処理栄養剤として再利用し、廃棄量とコストの削減を提案

    お客様の課題である回収硫酸アンモニウム液の廃棄量削減と処理コストの低減を目指し、発生した回収硫酸アンモニウム液を生物処理栄養剤として再利用することを提案しました。これにより、お客様は産業廃棄物として処理していた回収硫酸アンモニウム液の量を削減し、廃棄コストも削減できました。さらに、これまで生物処理栄養剤として購入していた硫酸アンモニウム(粉末・液体)の使用量を削減できるため、資材コストの削減にも繋がりました。
  2. 回収硫酸アンモニウム液を再利用できる広範なユーザー(販売先)をご紹介し、有価物化を支援

    回収硫酸アンモニウム液を有価物化を促進するため、弊社が持つ幅広いネットワークを活かし、回収硫酸アンモニウム液を必要とするユーザー(販売先)をご紹介しました。ご紹介にあたっては、お客様の回収硫酸アンモニウム液の性状や量、輸送条件などを考慮し、最適なユーザーを選定しました。
  3. 輸送コストが課題となる場合には、逆有償スキームによる有価物化をご提案

    今回の回収硫酸アンモニウム液の有価物化において、発生場所から利用場所の距離があるため輸送コストが課題となる場合がありました。その場合には、輸送コストの一部を負担する「逆有償」というスキームも提案しました。このことにより、輸送コストが見合わないために、廃棄物処理された分についても有価物化することができました。
※排水中のBOD(生物化学的酸素要求量)処理方法において、活性汚泥法が一般的です。活性汚泥における微生物の必要な栄養剤の割合として、BOD 100kg に対して 窒素(N)5kg:リン(P)1kg が理想バランスといわれています。

解決・改善した内容

廃棄物処理コストの削減・有価物化による循環型社会への貢献を実現

最終的な成果として、廃棄物処理にかかるコストを削減し、資源の有効活用(有価物化)による循環型社会への貢献を実現いたしました。

課題解決事例

水処理薬品導入

お客様の課題を解決する水処理薬品のご提案事例を掲載しています。

廃棄物の有価物化・リサイクル

コストダウンや有効活用(有価販売)を実現した事例を掲載しています。

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水処理に関する課題を解決したアイデア・事例を掲載しています。

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